オーガニック農法の意味

Organic Awareness ─ 有機への目覚め ─

Women farmers plucking tulsi leaves


近代の農業は常に大規模化し、化学薬品の使用を増大する傾向をたどってきました。化学肥料・自然分解されない農薬・除草剤などが、土の生命を奪い、広範囲にわたり浸透して土壌の有用な微生物の死滅を引き起こしました。こうして、食物の汚染とは、不健全な生育処理をおこなったことで品質を犠牲にするというかたちで引き起こされます。その過程ではバクテリア、雑草、昆虫、それを捕食する動物などの、ありとあらゆるいきものが長期にわたって殺されて単一規格の収穫システムの枠外へと、追いやられました。自然の食物連鎖の循環が、生物を死に至らしめる媒介毒によって破壊・汚染され、やがて自然環境の多様な種のバランスは完全に損なわれてしまいます。

有害な農薬の危険性というのは、特定地域・コミュニティにとどまりません。広い範囲で公の場所にある食物への影響が浸透していくことにもなります。殺虫剤の使い過ぎによってミツバチや蝶を殺してしまったため、果樹木が実をつけなくなった地域が多くあります。

Two happy ORGANIC INDIA farmers in Rajasthan


最近導入された、GM(遺伝子組み換えされた、GE種、Genetically Engineered)のタネと作物についてですが、毎年高いコストでタネを購入しなければならず、その生育には殺虫剤を大量に散布する必要があります。しかも両方同じ会社から提供されているのです。この状況は健康と環境に意識の高い人々からの強い反感を、世界中で呼び起こしています。

有機(オーガニック)農法は化学合成された肥料や農薬の使用を抑えることで、遺伝子組み替え食品と薬剤の介入を劇的に減らすことができます。ペスト菌など病源菌であっても、農産物の出来高と耐病性が増えるようにしてくれるのです。自然に発生する物質で環境がコントロールされていることは、伝統的な知恵と、現代の科学的な知識によって、示されています。

有機農業は地域に根ざした社会経済・気候風土・文化の枠組みのなかで実践するものであることが、世界的にも基準として認められてきています。無機肥料・除草剤・殺虫剤といった、これまでの農業による汚染物質の問題が世界じゅうで懸念されています。富栄養化(「水の花」と呼ばれる、微小な藻の急成長が起こす水生動植物の窒息死)によって、湖や河川など”水の母体”が本当に死んでいっています。除草剤・殺虫剤の持続的な使用が水辺の環境にもたらされるとき、目標値を超えた範囲の雑草や昆虫にまで影響が広がる可能性があるのです。これら化学物質は食物連鎖で蓄積される性質により、捕食の最上位の者が中毒量を摂取することが、よく起きます。

Making compost at our Organic biodynamic Brindavan farm in Lucknow


有機農法では生態環境のバランスを回復しますので、そのような環境への悪影響がありません。有機農法を通じて、農家は健康的で持続可能な農耕の実践を学ぶとともに、彼ら自身の伝統的な知恵を復活させていきます。有機農業では、毎シーズンごとに土壌が豊かになります。土壌の栄養が豊富になって長期的には収穫が増えるのです。きれいな水が供給されることになり、コミュニティ全体を豊かにし、彼らの家族、家畜、農地は健全で。より良い暮らしができます。